特定非営利活動法人杉並いずみ(杉並いずみ第二)

equalto商品である「Bookmark」(小さなフェルトのブックマーク)と「Mokemoke」(個性あふれるマスコット)を製造している、特定非営利活動法人杉並いずみ(杉並いずみ第二)の日常や働かれている方々の様子を職員の渡邉さんにequaltoスタッフが伺いました。

2016.12.集合写真

杉並いずみ第二が創設されたきっかけはなんですか?

渡邉さん:約20年前に、障がいのあるお子様がいらっしゃる方が、「彼らに日中活動の場を提供したい」という想いで、工房「手と手」を創設しました。その頃は、主に織り作業を教えていたそうです。その後、杉並区内の作業所と統合し、法人化され、現在まで「どんな人でも受け入れる」という考えの下、活動しています。

日々の活動を教えてください。

渡邉さん:杉並いずみ第二には、区内外で生活する障がいのある方が、毎日15名ほど働きにいらしています。作業としては、主に刺し子・染め・織り・フェルトボールを用いた様々な自主製品の生産活動を行っています。その他には、公園清掃やタオル折りの受注作業も行っています。利用者さん(※)の中には、周囲から「できない」レッテルを貼られ、またご本人も「やらなくて良い」と思っている方がいますが、実はできることがたくさんあります。できることが増えるとご本人の自信にも繋がりますから、先ずは何でもやってみる・考えてみる環境づくりを意識しています。

※事業所に通う障がいのある方々

スタッフ:みなさんの可能性を少しでも広げるために、尽力されているのですね。

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施設独自の取り組みは何かありますか?また、どのような特徴がありますか?

渡邉さん:先ほどの話に繋がりますが、皆さんのできることを増やして自立につながるように取り組んでいます。例えばフェルトボールは、最後の検品以外は利用者さんだけでほぼ作り上げることができます。振って形を整える以外にも、お湯や洗剤を入れるという作業がありますが、職員と一緒に行いながら少しずつ覚えてもらいました。また、職員から学ぶだけではなく、利用者さんたちが互いに助け合い作業をしていることも有ります。作業所内の生活や作業を通して、利用者さんたちが互いに助け合う「共助」の関係が出来上がっています。誰かにやってもらうことが当たり前だった利用者さんが、後輩の面倒を見ることで自身も成長しています。

スタッフ:自立だけではなく、お互いに助け合い作業されているのですね。他に杉並いずみの特徴はありますか?

渡邉さん:民間や公共で運営しているお店で商品を売っていただけるように、販路拡大に努めています。それらのようなお店で販売する商品は、仕様・規格の基準が高いため、デザインや品質などの様々な要素を意識する必要があり、苦労もありました。

スタッフ:ご苦労もされた中で、なぜ販路拡大に注力しようと考えたのですか?

渡邉さん:「障がい者の工賃を向上させること・社会から労働力として認知されること」を目指しているからです。以前は職員が営業・販売活動も行っていたのですが、人数があまり多くないため、今後は生産のみに活動を絞りたいと考えています。仕様・規格の基準が高いため困難も多いですが、とあるお店からは「杉並いずみさんの商品は質が高い」と言われるようになりました。販路を増やし、みなさんの経済的自立につなげたいと考えています。
また、利用者の方も、自分たちが作ったものが流通していく様を肌で感じ取って、やりがいや自信につながっていると思います。また、保護者の方々も一般の流通で販売していることをとても喜んでくださっていますので、更に頑張っていきたいと思います!

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最後に、今後の展望を教えてください。

渡邉さん:より多くの方に商品の良さを知って頂き、福祉施設で働く障がいのある方々の可能性を広げていきたいです。具体的には、杉並いずみ第二の利用者さんが、納税者として担っていけることを目指していきたいです。そして、彼らが、社会の労働力として認知されるようになり、もっと重度の障がいを持った方を支える立場になれればと考えています。

スタッフ:ありがとうございます。杉並いずみさんでは年に1・2回、商品の展示会も行っているんですよね。ぜひ多くの方にお越しいただければと思います。

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Bookmark

小さなフェルトのブックマーク

Designed by Takuya Hoshiko

600 円(税込648 円)